大企業のメリット【SE/SIer】

こんな人向けに書きました。

  1. 大企業で働くことに疲れた人、意味を見出せない人。
  2. 大企業でもう少し頑張りたい人。
  3. 大企業で働こうか迷っている人。

 こんなこと書いてます。

自分が大手SIerでとして働いた経験に基づいて書いています。 他の業界や他の会社では違うかもしれませんが、自分の経験の範囲内で大企業の良さを書いてみます。 大企業と言うよりは、自分が勤めていた会社のいいところというのが正しいですが、まどろっこしいので大企業という呼称で書いていきます。

大企業のいいところ① 給料が高い

自分が勤めていた企業は、業界内では薄給な方だと言われていました。

それでも月40時間の残業で手取り26万円、家賃補助3万円、定期代月1万円の補助がありました。 実質月30万円の手取りがある計算です。

誰でも作れる書類の作成をし、たどたどしく仕事を進める新入社員にこの給与というのはかなり恵まれています。

好きなだけ本を買って、好きなだけカフェに行っても、15万は余るという恵まれた生活ができていました。

生活に困らないだけのお金が毎月入ってくると精神も安定します。
心の余裕は何にもまして大切なことです。
所得の安定でこそ、心の余裕が生まれるという人にはとてもおすすめできる環境です。

大企業のいいことろ② 充実の福利厚生

仮に初任給20万程度と書かれていたとしても、大企業であればその上に充実の福利厚生が上乗せされます。

家賃補助や通勤手当を有効に使えば月10万円程度もらえます。

有給休暇も充実し、介護や結婚、出産などライフイベントごとに休みが取れます。

働いていないのに給料を出せると言うのは大企業の体力あってのことです。

大企業のいいところ③ 社会的信用が得られる

大企業に勤める大きな利点として社会的信用が得られることが挙げられます。

会社を辞めると決めて一番困ったのは、家をどうするかです。

会社に入って、自分で契約して部屋を借りました。
その時は会社名だけ書くだけですぐに部屋を貸してもらえました。

でも、今は無職です。これからも家を貸し続けてくれるのか…。
これはかなり深刻な悩みでした。
まあ、安アパートなら借りられるだろう、最悪実家に変えればいいとタカをくくりましたが…。

とにかく感じたのは大企業の信用の凄さです。
信用を個人で作り出すのはきっと大変です。

新入社員ごときで、その信用を得ることができる大企業は本当にすごいと思いました。

大企業のいいところ④ 研修制度の充実

自分で受ければ10万円単位でお金がかかる研修に、バンバン参加できます。

自分の会社は半年ほど研修しかしていませんでした。
一銭も稼げない新入社員にさらにコストをかけて研修を受けさせる。
これってかなりすごいことだと思います。
タダメシを食わせるだけの余裕があるということです。

この大企業の体力には本当に感嘆します。
大量の人間を雇って働かせて、さらに働いていない人間まで食わせることができる。
働き方改革で労働時間を削り、人件費を抑える方向に動いているとはいえど、大企業は体力お化けだなと思います。

大企業のいいところ⑤ 長い目で育てる文化

研修の部分とも重なりますが、大企業は長期的に育てる体力がある点が素晴らしいです。

ベンチャーは即技術が身につくのが売りのところが多いですが、それは裏を返せば技術をすぐに身につけられない人間はお役御免ということではないでしょうか。
とにかく実践、実践で自分で身につけていけというスタイルな印象です。

それに比べて大企業には余裕があります。
人もお金も潤沢で余剰があり、その余裕が手厚い研修やフォローに繋がります。
すぐに結果が出なくても、ゆっくり育てていこうという雰囲気があります。

これはとても貴重だなと思います。
5年、7年スパンでの成長を前提にしているのが大企業です。

じっくりコツコツ、基礎的な社会人スキル(コミュニケーション能力、管理能力、人と連携してやっていく力)から身につけていきたいと言う人には大変お勧めできます。

大企業のいいところ⑥ 残業規制

残業があるとはいっても、きちんと管理されています。
サービス残業っぽい時間もありますが、それなりに残業時間はつけられます。

若手は時間管理型なので、一定の時間になれば帰れます。(帰らされます。)

忙しい時は連日20時をすぎることもありましたが、そうでなければ18時台には帰れました。
2年目の同期もほとんど18時半には帰っていました。

終電続きの超ブラックということにはならないのが大企業のいいところです。
大企業は国の方針にきちんと従うので、働き方改革も堅実に反映されています。

大企業のいいところ⑦ 同期が優秀

大企業は入社希望者も多く、企業側もよりどりみどりで人を選ぶことができます。
業界トップ企業でなくても、同期を見渡せば有名私大や国立大出身者ばかりです。

おそらくベースの頭の良さがあり、その上で大学時代それなりに能動的に経験を積んできています。
さらに、同じ業界同じ企業を選び、同じ企業から選ばれたということで、性格や趣味嗜好もある程度似通ってきます。
自分と同じことに興味がある人は大学時代あまりいなかったので、同じことに興味を持っている同期と話すのはかなり楽しいです。

ベンチャーでも気の合う人はいると思いますが、同期は数人だと思います。
一方、大企業は採用者数が多い上、研修で多くの時間を共有するので、どんなに人見知りでも何人かとは打ち解けることができます。
頑張らなくても自然と気の合う仲間ができたのがとても嬉しかったです。

会社を辞めても同期とは飲みに行ったりしたいなと思います。
なんだかんだ不満を言い合いながら研修を乗り切って、同じような悩みを共有しながらやってきた同期は宝物です。 これだけでも大企業に入ってよかったなと思います。
自分は辞めてしまったけれど、同期には今の苦境を乗り切って、楽しくて評価される仕事を掴み取っていって欲しいです。応援してます。

もう同じ会社の一員として何かすることはできないけれど、自分でも役に立てることがあったら嬉しいな、なんて思います。 技術系のブログとか、仕事の効率化とか、タイムマネジメントの方法とか、何か大企業の規制厳しいインターネットからでもアクセスできるようなページを作って、貢献できる情報を発信できたらいいな。

大企業のいいところ⑧ 海外と関わる仕事もできる

大企業は大抵海外進出しています。そして、海外の仕事がしたい若手を探しています。

自分も、担当していたシステムのユーザーは海外ユーザーでした。
英語のメールを出したり、たまにくる英語の電話にたどたどしく対応したり、英語のマニュアルを作ったり。
英語で仕事をしてみたい!という希望は叶いました。

英語使ってみたいと思っている人はおすすめです。

まとめ

大企業にもいいところはたくさんあります。
今、大企業が辛い、でもまだ頑張りたいと思っている人は、こういう面にも目を向けてみてください。
大企業でやりたいことがある人、その辛さの先に実現したい何かがある人が、もう一踏ん張りして前に進むきっかけになれば嬉しいです。

それでも辛い、無理、となったら下の記事も読んでみてください。辛い環境を変えるきっかけになるかもしれません。

http://syukatsu.hateblo.jp/entry/2019/05/27/%E6%96%B0%E5%85%A5%E7%A4%BE%E5%93%A1%EF%BC%86%E8%8B%A5%E6%89%8B%E7%A4%BE%E5%93%A1%E3%81%AB%E5%8B%A7%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%B8%80%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8syukatsu.hateblo.jp

http://syukatsu.hateblo.jp/entry/2019/05/26/%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%84%EF%BC%9F%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%84syukatsu.hateblo.jp