「集団行動が苦手」を武器にする。
こんな人向けに書きました。
- 集団行動が苦手、人と行動するのが苦手、人がたくさんいる場が苦手
- 克服したい気もするけれど、そこまで一生懸命になれない
- きっぱり割り切りたいけれど割り切れない
- 割り切っているつもりだけれど、たまにこれでいいのか不安になる
こんなこと書いてます。
無理やり合わせる必要なんてもうない
人と合わせる時代じゃない
マスマーケティングから、コミュニティマーケティングへ 鶴見至善(博報堂 コピーライター)
マスマーケティングから、コミュニティマーケティングへ | 月刊「事業構想」2012年11月号
大量生産大量消費、マスが強かった時代はもう終わりました。
みんなが同じようなテレビを見て、同じようなことを知っている時代は終わりました。
みんながそれぞれに、違ったコンテンツを見ています。
情報は大量にありすぎて、誰かと共有することは難しくなってきています。
スマートフォンが世界を呑み込み終えた今、私たちのインターネットは「究極のコミュニティ分散化時代」を迎えました。つまり、誰でも使うデバイスやサービスはあるけれど、誰でも知る・賛同するトピックは事実上なくなったという状況です。
「コミュニティ」超・分散化時代の『マスに還す』プランニング | 宣伝会議デジタル版
だから、小さなコミュニティーが作られる。
友達というコミュニティー、趣味のコミュニティー、ニュースサイトもコミュニティー化していたりします。
どこにでもコメント機能がついていて、コミュニケーションが取れるようになっています。
そんな集団の多様化が進む時代に、固定化した既存集団に無理やり自分を合わせていくのはナンセンスです。
人と違う経験=価値
「たとえば、シリコンバレーの有名な起業家は『競争はバカがするものだ』と言っています。要は、ほかの人と同じことはしないこと。結局は、それに尽きると思います。
意識なく「コモディティ化」してしまう恐怖 | レクサス | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
人と同じことができることに意味がない時代です。
誰でもできることは価格競争になります。
誰でもできることはすぐに代替されます。
他の人と同じ行動をとり、同じ経験をすることに意味はあるでしょうか?
あなたはそこで勝ち抜いていけますか?
集団行動が苦手、人と合わせるのが苦手というのは、これからの時代武器になります。
その自分の性格が自分を導くままに、どんどん人と違う行動をしましょう。
人と違う経験をしましょう。
それが価値になります。
それでも人と合わせないわけにはいかないという人のために
そうはいっても…という人のために1
そうはいっても、とはいえ集団行動をしないという選択はなかなかできない…。
公式行事に参加しない参加しないわけにはいかない…。
そんな風に思っている方はこの記事を読んでください。
もっとわがままに、我を通してもいいんじゃないという話。
https://syukatsu.hateblo.jp/entry/when-you-have-a-hard-timesyukatsu.hateblo.jp
https://syukatsu.hateblo.jp/entry/insist-on-painsyukatsu.hateblo.jp
https://syukatsu.hateblo.jp/entry/reasons-for-leaving-the-companysyukatsu.hateblo.jp
そうはいっても…という人のために2
そうはいっても、集団の中でやりきりたいことがある、なんとかうまくやっていきたいという人もいると思います。
そんな方には自己ブランディングをおすすめします。
みんなから、少し集団行動が苦手なあなたを認めてもらう方法です。
人と合わせるのが苦手な著者が、仕事に支障をきたさずに、自分も消耗せずに生きていくために編み出した方法が解説されています。
こちらの本を読んでみて下さい。
集団と違った行動、経験はあなたの武器になる
他の人と違う行動をとることは、あなたを不安にさせるかもしれません。
でも実は、違う行動を取ることこそが筋のいい生き残り戦略なのです。
集団行動が苦手というあなたの悩みのタネは、実は今を生き抜く武器です。
その武器をどう使うか、それはあなたにかかっています。
どんどん「人と違う」を積み重ねていきましょう。
大企業のメリット【SE/SIer】
こんな人向けに書きました。
- 大企業で働くことに疲れた人、意味を見出せない人。
- 大企業でもう少し頑張りたい人。
- 大企業で働こうか迷っている人。
こんなこと書いてます。
- 大企業のいいところ① 給料が高い
- 大企業のいいことろ② 充実の福利厚生
- 大企業のいいところ③ 社会的信用が得られる
- 大企業のいいところ④ 研修制度の充実
- 大企業のいいところ⑤ 長い目で育てる文化
- 大企業のいいところ⑥ 残業規制
- 大企業のいいところ⑦ 同期が優秀
- 大企業のいいところ⑧ 海外と関わる仕事もできる
- まとめ
自分が大手SIerでとして働いた経験に基づいて書いています。 他の業界や他の会社では違うかもしれませんが、自分の経験の範囲内で大企業の良さを書いてみます。 大企業と言うよりは、自分が勤めていた会社のいいところというのが正しいですが、まどろっこしいので大企業という呼称で書いていきます。
大企業のいいところ① 給料が高い
自分が勤めていた企業は、業界内では薄給な方だと言われていました。
それでも月40時間の残業で手取り26万円、家賃補助3万円、定期代月1万円の補助がありました。 実質月30万円の手取りがある計算です。
誰でも作れる書類の作成をし、たどたどしく仕事を進める新入社員にこの給与というのはかなり恵まれています。
好きなだけ本を買って、好きなだけカフェに行っても、15万は余るという恵まれた生活ができていました。
生活に困らないだけのお金が毎月入ってくると精神も安定します。
心の余裕は何にもまして大切なことです。
所得の安定でこそ、心の余裕が生まれるという人にはとてもおすすめできる環境です。
大企業のいいことろ② 充実の福利厚生
仮に初任給20万程度と書かれていたとしても、大企業であればその上に充実の福利厚生が上乗せされます。
家賃補助や通勤手当を有効に使えば月10万円程度もらえます。
有給休暇も充実し、介護や結婚、出産などライフイベントごとに休みが取れます。
働いていないのに給料を出せると言うのは大企業の体力あってのことです。
大企業のいいところ③ 社会的信用が得られる
大企業に勤める大きな利点として社会的信用が得られることが挙げられます。
会社を辞めると決めて一番困ったのは、家をどうするかです。
会社に入って、自分で契約して部屋を借りました。
その時は会社名だけ書くだけですぐに部屋を貸してもらえました。
でも、今は無職です。これからも家を貸し続けてくれるのか…。
これはかなり深刻な悩みでした。
まあ、安アパートなら借りられるだろう、最悪実家に変えればいいとタカをくくりましたが…。
とにかく感じたのは大企業の信用の凄さです。
信用を個人で作り出すのはきっと大変です。
新入社員ごときで、その信用を得ることができる大企業は本当にすごいと思いました。
大企業のいいところ④ 研修制度の充実
自分で受ければ10万円単位でお金がかかる研修に、バンバン参加できます。
自分の会社は半年ほど研修しかしていませんでした。
一銭も稼げない新入社員にさらにコストをかけて研修を受けさせる。
これってかなりすごいことだと思います。
タダメシを食わせるだけの余裕があるということです。
この大企業の体力には本当に感嘆します。
大量の人間を雇って働かせて、さらに働いていない人間まで食わせることができる。
働き方改革で労働時間を削り、人件費を抑える方向に動いているとはいえど、大企業は体力お化けだなと思います。
大企業のいいところ⑤ 長い目で育てる文化
研修の部分とも重なりますが、大企業は長期的に育てる体力がある点が素晴らしいです。
ベンチャーは即技術が身につくのが売りのところが多いですが、それは裏を返せば技術をすぐに身につけられない人間はお役御免ということではないでしょうか。
とにかく実践、実践で自分で身につけていけというスタイルな印象です。
それに比べて大企業には余裕があります。
人もお金も潤沢で余剰があり、その余裕が手厚い研修やフォローに繋がります。
すぐに結果が出なくても、ゆっくり育てていこうという雰囲気があります。
これはとても貴重だなと思います。
5年、7年スパンでの成長を前提にしているのが大企業です。
じっくりコツコツ、基礎的な社会人スキル(コミュニケーション能力、管理能力、人と連携してやっていく力)から身につけていきたいと言う人には大変お勧めできます。
大企業のいいところ⑥ 残業規制
残業があるとはいっても、きちんと管理されています。
サービス残業っぽい時間もありますが、それなりに残業時間はつけられます。
若手は時間管理型なので、一定の時間になれば帰れます。(帰らされます。)
忙しい時は連日20時をすぎることもありましたが、そうでなければ18時台には帰れました。
2年目の同期もほとんど18時半には帰っていました。
終電続きの超ブラックということにはならないのが大企業のいいところです。
大企業は国の方針にきちんと従うので、働き方改革も堅実に反映されています。
大企業のいいところ⑦ 同期が優秀
大企業は入社希望者も多く、企業側もよりどりみどりで人を選ぶことができます。
業界トップ企業でなくても、同期を見渡せば有名私大や国立大出身者ばかりです。
おそらくベースの頭の良さがあり、その上で大学時代それなりに能動的に経験を積んできています。
さらに、同じ業界同じ企業を選び、同じ企業から選ばれたということで、性格や趣味嗜好もある程度似通ってきます。
自分と同じことに興味がある人は大学時代あまりいなかったので、同じことに興味を持っている同期と話すのはかなり楽しいです。
ベンチャーでも気の合う人はいると思いますが、同期は数人だと思います。
一方、大企業は採用者数が多い上、研修で多くの時間を共有するので、どんなに人見知りでも何人かとは打ち解けることができます。
頑張らなくても自然と気の合う仲間ができたのがとても嬉しかったです。
会社を辞めても同期とは飲みに行ったりしたいなと思います。
なんだかんだ不満を言い合いながら研修を乗り切って、同じような悩みを共有しながらやってきた同期は宝物です。
これだけでも大企業に入ってよかったなと思います。
自分は辞めてしまったけれど、同期には今の苦境を乗り切って、楽しくて評価される仕事を掴み取っていって欲しいです。応援してます。
もう同じ会社の一員として何かすることはできないけれど、自分でも役に立てることがあったら嬉しいな、なんて思います。 技術系のブログとか、仕事の効率化とか、タイムマネジメントの方法とか、何か大企業の規制厳しいインターネットからでもアクセスできるようなページを作って、貢献できる情報を発信できたらいいな。
大企業のいいところ⑧ 海外と関わる仕事もできる
大企業は大抵海外進出しています。そして、海外の仕事がしたい若手を探しています。
自分も、担当していたシステムのユーザーは海外ユーザーでした。
英語のメールを出したり、たまにくる英語の電話にたどたどしく対応したり、英語のマニュアルを作ったり。
英語で仕事をしてみたい!という希望は叶いました。
英語使ってみたいと思っている人はおすすめです。
まとめ
大企業にもいいところはたくさんあります。
今、大企業が辛い、でもまだ頑張りたいと思っている人は、こういう面にも目を向けてみてください。
大企業でやりたいことがある人、その辛さの先に実現したい何かがある人が、もう一踏ん張りして前に進むきっかけになれば嬉しいです。
それでも辛い、無理、となったら下の記事も読んでみてください。辛い環境を変えるきっかけになるかもしれません。
http://syukatsu.hateblo.jp/entry/2019/05/27/%E6%96%B0%E5%85%A5%E7%A4%BE%E5%93%A1%EF%BC%86%E8%8B%A5%E6%89%8B%E7%A4%BE%E5%93%A1%E3%81%AB%E5%8B%A7%E3%82%81%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%B8%80%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8syukatsu.hateblo.jp
http://syukatsu.hateblo.jp/entry/2019/05/26/%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%84%EF%BC%9F%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%84syukatsu.hateblo.jp
【新入社員&若手社員】「仕事が辛い、楽しくない」を伝えよう
こんな人向けに書きました。
- 新入社員の人、若手の人
- 仕事が辛い、楽しくないと感じ始めた人
- 大企業勤めの人
こんなこと書いてます。
対象読者
仕事ではなく会社に嫌気がさしている人にはこちらの記事をおすすめします。
こんな風に感じられている人は記事を読むのをやめましょう。
社会で働くことには辛いことも多いが、仕事を達成したときの喜びも多く、家庭での仕事にはそういう達成感があまりない。
Working in a society gives women both hardship and achievement, but the daily chores at home don't seem to give them fulfillment.
ゴール
- やりたくないことを主張する
- 考え方を変えて主張できるようになる
やりたいこと、やりたくないことを主張しよう
我を通していますか
やりたくないことをやっている人に質問です。あなたは自分がやりたいこと、やりたくないことを主張していますか?
やりたいことを言っているのに希望が通らない。そんな方にはこの記事は意味がないかもしれません。
やりたいと言っても、うまくできるか自信がない。
やると言われたことをやるのが当たり前。
仕事は仕事で自分のわがままを言ってはいけない。
そんな風に思っている方はこの記事を読んでみて下さい。
少しでも辛くなったらやってほしいこと
私は配属後に自分がやりたくないことを、我慢してやってきて、5ヶ月で完全に心が折れました。
こんなことがこれから数十年続くなら、絶対にやっていけないと思いました。
自分を殺してまで会社で働き続けるなんて絶対に嫌だと思いました。
そして、6ヶ月目に上司に退職することを伝えました。
こんな風に追い込まれる前に、心の底からその場が嫌になってしまう前に、やってほしいことがあります。
それは、やりたいこと、やりたくないことを周囲に伝えるということです。
退職の面談をした際、上司は自分の経験を話してくださいました。
嫌な仕事や研修は嫌と言ってきて、その希望のほとんどは通ったこと。
主張すれば業務内容や配置を変えてもらえるということ。
言われたことをやるのが仕事だと思っていた自分にとっては目から鱗でした。
周りを見渡すと、仕事が楽しいと言っている同期は自分がやりたいことを言い続けている人たちでした。
嫌なことは冗談めかして嫌だと伝えたり、不満を自分で抱えこまない、しっかりと伝えていました。
こういった経験から、もっとわがままに、自分がやりたいこと、やりたくないことをきちんと主張してみてほしいと思います。
やりたくないことはやめよう
やりたくないことは断りましょう。仕事は断って大丈夫です。
私は頼まれた仕事を全部はいと言ってやっていましたが、それは当たり前ではなかったようです。
できない仕事はできないと言う。
嫌な仕事は嫌と言う。
何か達成したい大きな目的があるのなら、それを引き受けるのも良いでしょう。
大切なのは、惰性で引き受けないこと。
自分の意志を介在させることです。
やりたくないことを断るべきか、やるべきかわからない時はこの記事も参考にしてみて下さい。
https://syukatsu.hateblo.jp/entry/when-you-have-a-hard-timesyukatsu.hateblo.jp
それができないなら…まずは自分の考え方を変えよう
わかっていてもできない。よくあることです。
心理的障壁が行動を阻止してきます。
そんな時は、自分の考え方を変えましょう。
まずは、自分の行動を制限している自分の考え方を特定しましょう。
そして、その考え方を変えていきましょう。
新しい考え方を刷り込む
私は3ヶ月ほど毎日出勤時間に「原因と結果の法則」という本をオーディオブックで聞いていました。
この本は思考を変えれば行動が変わり環境が変わるということを繰り返し述べています。
このオーディオブックを毎日聞いて、今の自分とは違う考え方を当たり前にしていきました。
3ヶ月後、言われたことをやるのが当然だと思っていた自分から、自分で決めて行動することに拘る自分になりました。
考え方が変わると行動が変わります。
行動が変われば環境が変わります。
無理やり人と合わせてご飯を食べることがなくなりました。
嫌な仕事は嫌と伝えるようになりました。
仕事を辞めることを決めました。
誰に何と言われても、やりたいことができました。
自分で決めることを躊躇しなくなりました。
考え方を変えるのに役立つ本
スクラップ・アンド・ビルド
辛さをハンドリングする上で役に立つ2つの教訓が得られます。
- 目的によって行動の評価は変わる
- 認知によって辛さの評価は変わる
認知についてはこちらの記事でも書いています。
https://syukatsu.hateblo.jp/entry/when-you-have-a-hard-timesyukatsu.hateblo.jp
コンビニ人間
コンビニバイトのみに生きがいを見出す女性の話です。
幸福と満足と安心のものさしは人それぞれ
就活が辛い人、仕事が辛い人、全部辞めたい人【価値観と目的を確認しよう】
その苦しみは成長の約束か、自己破滅を招く痛みか
就活生のみなさん、退職を考えているみなさん、毎日何をして過ごしていますか? それはあなたがやりたいことですか?
こんな人向けに書きました。
- 仕事が辛い人、退職したい人、転職したい人。
- やりたいことがわからない人、就活したくない人、もう就活が辛い人。
- 人生が辛い人。
こんなこと書いてます
やらなければいけないことはない
まず、この世の中にやらなければいけないことはほとんどありません。
就活しなくても、就職しなくても、会社を辞めても、食べていけます。すでに技術があればクラウドソーシングやフリーランスという手がありますし、アフィリエイト、せどり、投資、商材販売、お店を開くなど、企業に就職しなくても、食べていく方法はたくさんあります。人にもらっても良いですし、自給自足という手もあります。
それでも、楽しくない、やりたくないことばかりやっているあなたに質問です。 なぜ楽しくもない、やりたくもないことをやっているのでしょうか? 楽しくない、やりたくないなら、やめてしまえばいいのではないでしょうか?
きっとそこにはやめられない理由、やめたくない理由があるはずです。 その原因を紐解き、今のままやり続けるか、きっぱりやめるか、考えてみましょう。
以降は、自分が仕事を辞めると決断するまでに、考えてきたことをまとめました。 自分の判断基準ですが、誰かの参考になれば幸いです。
辛いことには2種類ある
スクラップ・アンド・ビルド (文春文庫)という小説の一説がその2種類を分かりやすく表しています。
現役世代の健斗にとって痛みとは炎症や危険を知らせる信号であり、筋肉の痛みに関していえば超回復をともなったさらなる成長の約束そのものである。つまり、後遺症や後々の不具合がないとわかれば苦なく我慢できる。しかし祖父にとっては違う。痛みを痛みとして、それ自体としてしかとらえることができない。不断に痛みの信号を受け続けてしまえば、人間的思考が欠如し、裏を読むこともできなくなるのか。
「超回復をともなったさらなる成長の約束としての痛み」か、「後遺症や後々の不具合を残す可能性のある避けるべき痛み」なのか。
何かが辛い、やりたくないと思ったら、それがどちらに分類されるかを考えてみましょう。
価値観に照らして辛さの意味を問う
では、どうすればそれが成長に繋がるものか、避けるべき痛みかを識別できるのでしょうか?
鍵は、自分の価値観を明らかにすることです。
就活生なら絶対内定、社会人ならメモの魔力を買うなり借りるなりし、最低50個の質問に答えてみましょう。
就活生向け
就活に強いと言われていたゼミで、毎年課題として出されていたのが絶対内定です。
自分の価値観の深掘りと、就活で使えるエピソードの洗い出しを同時にしていくことができます。
メモの魔力とやることはほぼ同じですが、就活を意識した作りなので、就活生には一石二鳥かと思います。
社会人向け
メモの魔力は巻末に圧倒的な量(1000)の質問が掲載されています。
著者が就活時に収集し、答えた質問です。自分の人生を長期的な目線で多角的に考えるための質問が網羅されています。
本文のメモの取り方やその生かし方を学ぶ、自分の価値観を深掘りしていく上で役立ちます。
私はメモの魔力に掲載されている1000の質問に毎日1つずつ答えていきました。
そして、64個目の質問に答えたところで、会社を辞めることに決めました。
自分が望む未来は、今の会社、今の仕事の延長線上にはないと確信したからです。
考えるべき1つのこと
痛みが意味を持つか破壊者となるかは、あなたの判断次第です。
価値観と出来事の間に関連を持たせ、意味づけがするかどうかにかかっています。
以下は私の判断基準です。
自分の求めるものが苦痛の先にあるのなら、たどり着くまでやってみる。
逃れようのない苦しみの扱い方
究極的にいうと、どんな出来事にも意味付けをすることはできます。
ひとりの人間が避けられない運命と、それが引き起こすあらゆる苦しみを甘受する流儀には、きわめてきびしい状況でも、また人生最期の瞬間においても、生を意味深いものにする可能性が豊かに開かれている。
勇敢で、プライドを保ち、無私の精神をもちつづけたか、あるいは 熾烈 をきわめた保身のための戦いのなかに人間性を忘れ、あの被収容者の心理を地で行く群れの一匹となりはてたか、苦渋にみちた状況ときびしい運命がもたらした、おのれの真価を発揮する機会を生かしたか、あるいは生かさなかったか。
そして「苦悩に値」したか、しなかったか。
夜と霧 新版
夜と霧はナチスの収容所で体験した出来事をヴィクトール・フランクルが記した本です。
厳しい運命を、自分の真価を発揮する機会と捉え、精神を殺さず、環境に迎合せずに生きることもできると述べています。
では、どこまで踏ん張り、どこで見切りをつけるべきなのでしょうか。
それは、自分に問い続けていれば、直感的にわかるものです。
原因と結果の法則では、内面が変われば自ずと自分がその環境にいることが不自然になり、次の環境へと移っていくことになると述べています。自分の考え方を変えることが環境を変えることに繋がります。
今にばかり目を向けるのではなく、将来やこれまで考えていなかった視点でものを考えることで、現状と自分がコアの価値観として持っているものとの違いに気付きます。
これまで気付いていなかった自分の思いに気付きます。
そうすると、現状を違った自分として、メタな視点から見つめ直すことができます。
そうやって、辛くて逃げ出したいという焦りから自分を切り離した状態で考えた時、あなたがどのような結論を出したか。
それがあなたの答えです。
迷うのを辞めましょう。これまでと違う視点で考えてみましょう。
新卒2年目で会社を辞める理由【転職も起業もしない】
こんな人向けに書きました。
- 会社を辞めたいけれど転職はしたくないと思っている人。
- こんな理由で辞めていいのかと悩んでいる人。
私の会社は新卒で100人程度が入社し、既に4人が退職しています。
しかし、転職先を見つけずに辞めた人はまだ一人もいません。
私は転職先を探さずに会社を辞めます。
転職せずに会社を辞めたい数少ない人の参考になればと思って書きました。
こんなこと書いてます。
見栄と世間体の就活
就活を始めた時の自分はこんなことを考えていました。
働かなければ自分の居場所はこの社会にない。
家族にも顔向けできない。
戦略もやる気もなかったのでなんとなく就活をして、なんとなく採用された会社に入社しました。
入社一年で感じた違和感と衝動
就職して1年、なんか違うなと思いました。
ここにいるべきではないという衝動がありました。
今のやりたくない仕事に囚われ続けることに恐怖心が湧きました。
そこで、会社をやめることに決めました。
会社を辞めるに至った根本的な原因と思われることを書いてみます。
何の為にお金を稼ぐのか
私は貨幣経済の魅力は交渉せずに得意で苦手を買えることだと思っています。
人とぶつからない為
私は交渉が嫌いです。駆け引きも嫌いです。
昔の物々交換では、交換者が価値を決めていました。そこには交渉の余地がありました。
今は店が販売価格を示し、消費者はその価格で購入します。消費者は価格が不当だと思えば他の店舗で商品を購入することができます。
人との交渉ではなく、他店の価格調査をするだけで満足のいく取引ができます。
お金が有り余るほどあれば交渉する必要もありません。
だから、人とぶつからずに生きていくために、私はお金をたくさん稼ぎたいです。
苦手なことから逃げる為
私は苦手なことをやるのが大嫌いです。
苦手で自分がやりたいと思わないことは極力排除します。
掃除は掃除ロボットに任せます。
洗濯は全自動洗濯機に任せます。
冷蔵庫の管理は大変なので、家の目の前のコンビニが冷蔵庫替わりです。
貨幣経済においては、得意なことでお金を稼ぎ、稼いだお金を使って苦手なことを代行する手段を買うことができます。
得意なことに時間を費やして得たお金で苦手を解決することができます。
会社を辞めるという結論
お金は「人とぶつからずに生きること」「得意なことをやって苦手なことを排除する」ことができる手段です。
私はこの2つの目的の為にお金を稼ぎたいと思っています。
私が務めていた会社では、人とぶつかることが仕事のようなものでした。人とうまく交渉して調整して仕事を進めていきます。
これは、私がお金によって排除したいと思っている苦痛でした。
お金を稼ぐ為に苦痛を感じるならば、それは本末転倒であると思いました。
そこで、私は会社を辞めることにしました。
これからどうするか
私の目的は、得意なこと苦痛でないことでお金を稼ぎ、生活から苦痛を排除することです。
誰に無理と言われようと、やめろと言われようと、どんな苦境に陥ろうと、自分の望むものを実現する方法を見つけてみせます。
そして、同じ悩みを持つ人たちに新しい生き方を示したいです。
苦痛に耐えなくても、違う生き方ができるんだと示したいのです。
これからその方法を模索していきます。