製薬業界の動き

新薬開発にはコストがかかるため、企業買収により製品ラインナップや開発力を強化する傾向。

 

日本の製薬市場はアメリカにつぎ世界第2位であり、ファーザー・ノバルティス等のメガファーマも日本投資を強化中。

 

しかし、薬価マイナス改定により、製薬事業での利益が見込めなくなっている。よって日本の製薬会社の海外進出が盛ん。すでに営業利益の4割は海外収入。日米EU医薬品規制調和国際会議により新薬の承認審査基準が国際的に統一されたため海外への参入障壁は下がった。

 

グローバル化の利点には、海外の製薬企業との共同開発や治験コストの安い地域で研究・製造が可能になるなどがある。

 

日本のランキングトップ企業

武田薬品工業

業界売上高トップで、国内のリーディングカンパニーである武田薬品工業は、医薬品などの研究・開発・販売・輸入事業を展開しています。

医療分野で世界に貢献するため、グローバル企業としての歩みも始めており、リュープロレリン、ランソプラゾール、カンデサルタン、ピオグリタゾンといった国際戦略4製品を核にさらなる躍進を目指しています。

基本情報

売上高:1兆7,778億円(2015年3月実績)
経常利益:-1,454億円(2015年3月実績)
平均勤続年数:14.3年
平均年齢:39.4歳
平均年収:945万円
アステラス製薬

国内売上高2位、日本初の研究開発型グローバル製薬企業であるアステラス製薬は、2005年4月に山内製薬と藤沢薬品工業が統合して誕生しました。

グローバル市場において価値ある医薬品を生み出していくために、国内トップクラスの研究開発投資と体制で新薬の開発に取り組んでいます。

基本情報

売上高:1兆2,472億円(2015年3月実績)
経常利益:1,896億円(2015年3月実績)
平均勤続年数:16.6年
平均年齢:41.8歳
平均年収:1,055万円
第一三共

第一三共は、2007年4月に第一製薬と三共が統合して誕生した持ち株会社です。第一三共は、「ルル」や「ロキソニンS」といった、一般用医薬品を販売している会社というイメージが強いかもしれません。

しかし、実際には、医療用医薬品事業を中核に、ジェネリック医薬品事業、ワクチン事業、OTC医薬品事業など様々なチャンネルで事業を展開している国内外にグループ会社を持つグローバルカンパニーです。

基本情報

売上高:9,193億円(2015年3月実績)
経常利益:799億円(2015年3月実績)
平均勤続年数:18.1年
平均年齢:42.5歳
平均年収:1,111万円
引用元:製薬業界の動向・年収 2016年度大手企業の調査・比較 | 転職からのキャリアアップ